インタビュー GOAL × 西川周作
サンフレッチェ広島の不動の守護神として、昨年のJ1優勝に大きく貢献するなど、活躍を続けているGK西川周作。今年夏には東アジアカップで優勝を果たし、日本代表でも存在感を高めつつある。ワールドカップイヤーに向け、さらなる飛躍に期待のかかる27歳に話をうかがった。
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インタビュー/GOAL JAPAN編集長 チェーザレ・ポレンギ(@CesarePolenghi)
チェーザレ(以下C): 去年も今年もタイトルを獲得されましたね。去年はJリーグ優勝、今年は東アジアカップ。それぞれ素晴らしい結果でしたが、雰囲気は違いましたか?
西川(以下N): そうですね。東アジアカップは(一緒に)やったことのない選手の方が多かったですけど、逆にそれが良かったというか。みんなで、このチームで絶対優勝しようというモチベーションがありました。年が近かったというのもあって、仲が良かったですね。みんなでチームを応援して、チームが一つになって、最後まで戦うことができたかなと思います。
C: 東アジアカップは、特に最終戦は完全にアウェーでした。広島ではホームで、自分たちのサポーターがいる中での優勝でしたが。
N: もちろんホームで、自分たちを応援してくれている人がたくさんいる中で優勝するのも最高に気持ち良かったですけど、アウェーで、韓国のサポーターばかりの中で結果を残すという充実感、また違った良さというのもありました。
C: ザッケローニ監督は西川選手のことをすごく褒めていましたね。GKが3人いましたが、(3試合のうち)2回使われて。
M: そうですね、うれしかったです。記者会見で言ってくれたことは。
【いつもポジティブ】
C: 西川選手といえばいつも笑顔のイメージがありますが、時には落ち込むこともあるんでしょうか?
N: 何事もポジティブに考えるようにはしています。たとえば、この前もチームが3連敗したこともありましたが、まったく下を向くことはなく、「次勝てば」という思いで。この3連敗を生かそう、落ち込む暇があるなら次を考えようと思っていました。
C: 試合中には怒ることもあるのでは?
N: 試合中にはありますね。やっぱり、軽いプレーだとか、集中していないプレーが味方にあれば、怒ります。
C: ホームのFC東京戦、2点目を入れられた時に怒っていたのが印象的でした。
N: 1点目もそうでしたが、2点目も自分で止められる、止めないといけないシュートでしたので。手にも当たっていましたし、味方がどうこうというよりは、自分が止められなかったことの方が悔しかったです。
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C: GKには2つのタイプの人間がいると言われます。ブッフォンのようにポジティブでクールなタイプと、オリバー・カーンのように神経質で怒りっぽいタイプ。西川選手はもちろん…
N: 僕はカーンタイプではないですね。どちらかというと、ビッグプレーをしてもそんなに驚かないよ、というくらいの気持ちで守っているので。味方のミスでピンチになっても、怒るというよりは自分がしっかり止めて、プレーで示すということを意識してやっています。
C: 川島選手はどうですか? 時々すごい顔をしていますが。
N: 気迫がすごく表れるタイプだと思うので。あれはエイジさんの良いところだと思います。
C: どちらが良いということではないですね。川島選手との関係は?
N: すごく良い関係ですね。練習でも試合でも。僕が出た時はエイジさんが応援してくれて、エイジさんが出ている時は僕も応援していますし。良い関係ですね。
C: ポジティブな姿勢を保つことには、何か理由やきっかけが?
N: 昔から結構ポジティブというか、物事を深く考えない性格でもあり、常に楽しい方向、楽しい方向に考えようと思っているので。サッカーもいつも楽しんでやろうって思っています。取られてしまったものは、その後のプレーで取り返す。すぐ切り替えて、ヘコむ暇があるなら成長しようと。そういう風に考えるようにはしています。
C: 性格的にGKに向いてる?
N: そうですね。ずっとヘコんでるようじゃチームも明るくならないと思いますし。自分が常に明るく元気よく周りに接することで、チームもどんどん良くなっていければと思っています。
C: それでもヘコんで気分が上がってこない時は?
N: 家に帰ったら気分も晴れるというのはあります。奥さんがいて、子供がいて、愛犬がいて、一番の安らぎというか。試合で結果が出なくても、自分のプレーが悪くても、帰ったら切り替えさせてくれるというのはすごく感謝していますね。
【GKという仕事】
C: GKとフィールドプレーヤーとの関係は、どういったものでしょうか? 指示も出さなければいけないと思いますが。
N: 指示はしていかないといけないですし、ずっとしています。クラブでは良い関係、良いコミュニケーションで練習ができていて、3バックだけじゃなく、ボランチの2人とも良いコミュニケーションを取りながら守っています。代表でも同じですね。
C: 年上の選手や、ベテランに対して指示しにくいことは?
N: 今27歳ですけど、20歳の時から先輩に対して呼び捨てだったりとか、試合中・サッカー中はまったく関係ないという考えなので。全然大丈夫です。
C: ディフェンスだけでなく、FWと連係してアシストを狙ったりすることは?
N: そうですね。広島ではエースの(佐藤)寿人さんが常に裏を狙っているので。ショートパスをつなぎながら、相手の背後というのは僕も見ています。アシスト、早く決めたいですね。記録上で、「アシスト:西川」と(笑)
C: GKはボールを触る機会が少ないポジションですが、チームが攻めている時はどういう意識で?
N: 味方が攻めている時は、相手のカウンターに対する準備ですね。自分もそうですけど、ディフェンスに良いポジションを取らせて、というところは集中を切らさないようにしています。
C: 逆に攻められている時は? たとえば、相手のCKだとか。
N: CKになったら、逆にチャンスだなって思うんですよね。キャッチできればカウンターですし。相手がシュートを外してゴールキックになっても、すぐに始めて狙ったりとか。
C: GKとして、相手の攻撃の選手を研究はしている?
N: そうですね。ある程度は、相手の癖とか。たとえばPKなんかもそうですけど。良いイメージを持ちながら試合には入っています。
C: (9月14日の川崎F戦で)レナトのPKを止めましたね。
N: ある程度は情報も入っていたんですけど、その時その時で彼もキックを変えると思いますし。あの時に合った準備というのを自分はしていました。
C: PKの時には相手選手のどこを見ますか?
N: 助走の入り方ですかね。後は相手の目。緊張していないか、どういう精神状態かとか。相手の精神状態に勝つ準備ができないといけないので。
C: 相手ストライカーで、嫌なタイプは?
N: やっぱり両足蹴れる人ですかね。左も右もすごく良いシュートを蹴る人は、ディフェンスも考えさせられると思いますし、自分もどちらに来るんだって考えるので。ジュニーニョ(現鹿島)なんかはそうですね。
C: 他にたとえば、中村俊輔選手のFKなどはどうでしょうか。
N: 日本を代表するキッカーなので。対決することが本当に楽しみですね。
【海外やW杯への想い】
C: キャリア最高のセーブ、最高の試合は?
N: たくさん試合をしてきた中で、どの試合もいいですけど…。やっぱり、去年優勝した年の、ホームでのガンバ大阪戦。2点リードから2-1にされて、PKを取られ、入れられたら同点という状況で。でもそのPKを決めて、味方が2点取って、4-1で勝った。あの試合は、GKが流れを変えられて、これは行けるぞと思いましたね。
C: 海外のGKで好きな選手はいますか?
N: たぶんもう引退したかもしれないですけど、ボカ・ジュニオルスなどにいたアルゼンチン代表のアッボンダンシエリ。アルゼンチンに行って実際に見たから好きになったというのもあります。彼の人間としての人の良さ、そういうのを感じましたね。彼の映像などはiPhoneやiPadに入れて、よく見ています。こういう風になりたいな、という憧れです。
C: 一緒にプレーしてみたいと思うDFは?
N: 誰だろう、考えたことないですが…。ダビド・ルイスとか後ろから見てみたいですね。
C: 川島選手のように海外でプレーしようとは?
N: 今のところは、具体的には考えていないですが。チャンスがあれば行きたいというのはありますね。
C: 好きなクラブやリーグはありますか?
N: スペインは結構好きですね。町も好きですし。
C: クラブW杯に出場されて、アジアカップ優勝も経験されましたが、W杯へのイメージは?
N: 小さい頃からの夢でもありますが、もう一歩成長しないとチャンスをもらえないと思います。選ばれるだけじゃなくて、やっぱり試合に出て、世界の強豪相手に勝つというのが今のモチベーションですので。
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