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国際親善試合 ベルギー2-3日本 その1「ベルギーに逆転勝ち」

 

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ザック監督の攻撃力アップが生きた

 

――オランダと2-2で引き分けた後、テレビのインタビューで選手たちは勝てなかった悔しさを語りました。その気持ちがベルギー戦でも出ましたね

 

賀川:高いレベルのチームを作るためには、まず自分たちの攻撃力に自信を持つことが大切です。どんなに押し込まれても、そのうちに1点取れるとか、うちのチームはどんな相手からでも2点は取れるのだという希望がなければ、労の多いサッカーのようなスポーツを90分戦って勝つことは難しいはずです。

 

――その点を取る形、あるいはコースをつくるというのが日本の攻撃力アップにつながるとザック監督は唱え続けてきた

 

賀川:2010年ワールドカップの時にあらわれた本田圭佑を軸に、香川真司を加え、徐々に攻撃陣が整ってきた。新しく柿谷曜一朗と大迫勇也がトップをつとめるようになった。清武弘嗣と岡崎慎司がその個性をチーム戦術のなかで発揮するようになってきた。もちろんボランチや両サイドの能力アップもあってのことだが、攻撃力は増してきた。

 

――ところがアジア予選以降の試合で、まずコンフェデレーションズカップの対ブラジル、対イタリア、対メキシコで3連敗の洗礼を受け、キリンチャレンジの対ウルグアイでは完敗したが2得点した。グアテマラ(3-0)とガーナ(3-1)という適当な相手との国内強化試合で、点の取り方を積み重ねた

 

賀川:ただし、その後の対セルビア、対ベラルーシの東欧シリーズで1ゴールもできず2連敗した。

 

チーム全体に気迫が出てきた

 

――メディアの論調も厳しくなった。出場できない選手の不満の声も出ていたとか

 

賀川:こんどの2試合は相手がオランダとベルギー。欧州でもスペイン、イタリア、ドイツに次ぐランクだから、選手たちにも危機感と緊張感があった。

 

――もちろんザック監督にも

 

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賀川:ザックさんは勝っても負けても攻撃力アップの姿勢を変えず、チームも常に攻撃を志向し、前がかりの試合をしようとした。

 

――東欧シリーズはそれでも無得点でした

 

賀川:日本のサッカーはボールをつないで攻める。そのためにはまず走らなければならず、攻撃に人数をかけるから、展開途中でボールを奪われるとピンチになり、それを防ぐためにもまた余分に動くことになる。

 

――ランプレーが大切ですね

 

賀川:サッカーは本来楽しいものだが、勝つためにはまず「しんどい」が当たり前にならないと日本流は生きてこない。

 

――敏捷性を生かすためにも…

 

賀川:そのためにはコンディションが大切で、また試合中あるいは前・後半での選手の交代もチームがいいコンディションで試合をするために必要となるのです。

 

――対ベルギー戦のメンバーはオランダと違ったものになった

 

賀川:オランダ戦はGKはいつもの川島ではなく西川周作でした。ゴールキーパーはDF陣との連携が大切だから、控えにも実践の経験を積ませることが大切なのでしょう。DFは足の具合のよくない長友に代えて酒井高徳、右は内田に代えて酒井宏樹にした。CDFは今野を休ませ、森重真人を起用して吉田と中央でペアにした。サイドバックは長い距離を走ると同時に、ポジションプレーの習熟も身につけやすいところだから、若い二人の台頭を監督はチャンスと見たのでしょう。

 

――選手の競争心をかき立てるのにもよかったという声が多かった

 

賀川:ボランチは長谷部誠と山口螢。

 

――トップに柿谷を置き、第2列は清武、本田、香川でした

 

賀川:岡崎でなく、清武を持ってきたのは柿谷との相性を見たかったのでしょう。

 

――そういえばこの前に柿谷をCFに置く時の清武の話を賀川さんはしていましたね

 

賀川:パスのうまい彼が柿谷とどう組むかは誰もが見たいはずです。

 

――その先発メンバーで早いうちに失点しました。川島のポカと言えますね

 

賀川:ベルギーはキックオフ直後にロングボールを送って激しく攻めてきた。ミララスが右から中へドリブルして左足シュート(CDFに当たり、GK川島が取る)もあった。ベルギー側はやる気満々という感じだった。

 

ベルギーの速攻

 

賀川:日本の早いテンポのパス攻撃を受けて、日本ボールの時のベルギー側の攻から守への切り替えが早くなった。すると日本は横へパスをし、第3列から攻めを始める。そのボールを日本の攻撃陣が受けるところをつぶしにかかった。ファウルを含むタックルは厳しいものだった。80年のヨーロッパ選手権ではじめてベルギーが欧州の大会で上位で争うのを見て以来、この国の代表には親近感を持っているが、ホールディングやプッシングが多く、かつての激しいがフェアな印象と違っていたね。

 

――日本側も激しくいって、ファウルも多くなった。はじめの15分は日本の方がファウルを余計に取られた

 

賀川:接触プレーの相手の絡み方か、こちらはファウルをしても目立ってしまう。それでもファウルになってもつぶしに行こうという姿勢は気迫を見せていてよかった。

 

――そのつぶし合いのなかから15分のベルギーの先取点が生まれた

 

賀川:14分に左から香川が中へドリブルして、逆へ振ろうとしたとき、ぶつかられてボールがこぼれてから、1分間に3度ばかり取ったり取られたりの状態になった後、アザールが日本DFの裏へ長いボールを蹴った。

 

――原則通り…とテレビを見て言っていましたね

 

賀川:右サイドの酒井宏がドリブルしてすぐ前の本田にパスを送った。ボールが弱くて、受けるところをフェルメーレン足を出してインターセプトし、そのボールがアザールの足元へのパスとなった。アザールは右足のタッチでコントロールし、森重を背にして半身の構えからスルーパスを蹴った。ハーフウェイライン手前3メートル、センターサークル外2メートルの位置だった。アザールがトラップした時、ハーフウェイラインの8メートル日本側センターサークル近くにいたルカクがスタートし、左前方のスペースへ向かっていた。

 

80年来の「またか」

 

――ボールは左の広いスペースへころがり、俊足のルカクが吉田の追走より早くペナルティエリア左角近くでボールを取った

 

賀川:驚いたのは、川島がゴール前からそのペナルティエリア左角外まで飛び出してきたことだった。

 

――川島は自分が取れると思ったのですかね

 

賀川:90年ワールドカップでコロンビアのGKイギータのエリア外へ出ての守りが話題になったが、彼の場合は広い守備範囲が看板だったからね。今回は川島の判断よりもルカクの足の方が早かったし、スペースもあって、ルカクの方が有利だった。

 

――普通は切り返したくなるのに、ルカクはそのまま縦に川島を(吉田も)はずし、中へクロスを入れた

 

賀川:いくらルカクが早くても川島と吉田と2人でコースを限定すれば、クロスが来ても日本のDFの誰かが防ぐはずなのだが…

 

ゴール正面に戻っていた酒井高徳の背後からミララスが走りこんできて、酒井の前(ニアサイド)に入って左足で無人のゴールに押し込んだ。

 

――テレビに映ったザック監督の顔は「またか」という感じでしたね

 

賀川:私のような古いサッカー人には、1930年の対中華民国戦以来の「またか」ですよ。相手の突進力で日本の守りか個人力が対応できずに失点するのは、日本代表の「伝統」か「宿命」の一つでしょうね。

 

――アザールの縦パスに何か言っていましたね

 

スルーパスの定石

 

賀川:スルーパス、相手のDFラインの裏へ狙うパスを出す典型的なタイミングの一つだったからです。先のウルグアイ戦で1点目を取られたのも、DFからの裏へのロングパス、それを蹴るときの構えが、後方へ戻るようにして反転キックした左足のパスです。この時にも話したはずだが、2006年にオランダの試合を見たとき、ロッベンが裏へ走り、それへ出したファン・ペルシーのキックが体を横に向けたまま(前へ向かずに)左足でボレーだったことを覚えています。ライカールトも同じ形でスルーパスを出していたのを見ました。前を向いてからパスを出すのではなく、横向きのまま蹴るところにスルーパスの効果があるのです。

 

――それを受ける側もわかっていて早いスタートを切りましたね

 

賀川:サッカーの定石のひとつなんですが、その早いタイミングのオープンスペースへ足の速いルカクが来たことで、日本側があわてたのかもしれない。

 

――相手のDFのキックの姿勢をもっと注意して見ることですね。日本代表はこのブログを読んでいるのかな。まあそういう「またか」があっても、くじけないところが、このシリーズの日本代表だったと言えますね