本田：「叩かれてブレるのが一番ダメだと思う」

日本代表は１５日、アウェーでベラルーシ代表との親善試合を行い、０－１で敗れる結果に終わった。MF本田圭佑は試合後に、この結果を受けてのチームの現在地について語った。

１１日のセルビア戦に続いて、無得点での連敗を喫した日本代表。貴重なアウェー２連戦を、大きな収穫を得られずに終えてしまったかにも見えるが、本田はそうは考えていないようだ。

「勝てないというのはある意味、収穫だったのかなと。これを日本でやって、ガーナに勝ったみたいにセルビアとベラルーシに勝ってもあまり意味がなかったと思うので」

「アウェーで勝つことで日本はステップアップしないといけなかった。それができなかったのは残念ですけど、それも実力ではあるので、しっかり受け止めたいです」

この連敗でもチームの方向性は変えることなく、今までやってきたやり方を今後も貫いていくべきだと本田は訴える。

「足りないものは多々あると思うが、方向性は間違っていない。その中で決める、決めないで勝敗が決まる。ただ、セルビアに対してもベラルーシに対しても、９０分間自分たちのサッカーを貫いていたのは、一つの進歩だと思う。ここで皆さんに叩かれて、ブレるようなことがあれば、それが一番ダメなことだと思う」

選手たちが今の段階で意見をぶつけ合っていることは、ポジティブなことだと本田は受け止めている。

「どんどん出すべきだし、ぶつかるのが遅いくらいだと思っています。同じ日本人でも、サッカーに対する考え方は違ってくるので、それをぶつけ合うのはポジティブだと思う」

「前回のワールドカップでは、それを（大会直前の）スイスでのキャンプで行っているので、少なくともそこは進歩だと思っている。このままだと負けるという危機感は今の段階ですでに持っています」

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